Handmade pottery

原材料へのこだわり

美濃地域(岐阜県多治見市から愛知県瀬戸市周辺)は、良質な陶磁器原料の産出する地域です。当工房で用いる原材料は全てこの地域のもの。また最も重要な陶土に関しては、あえて精製度の低いものを配合することにより、自然に近い風合いを醸し出しています。


手作業へのこだわり

製作する器はシンプルな形態のものがほとんとです。しかし機械化は最小限に、作家のもつ身体感覚を頼りに作業を行っています。機械化や安易さは、均質さの代わりに味わいを奪い、人が作るモノから離れてしまいます。大量消費・大量廃棄とは対極でありたいと願っています。

工房の取り組み

陶磁器原料は限りある資源です。何百万年もかけて地球が創り出した大切な贈りものを、私たちは大切に使う義務があると考えています。窯で焼くと「陶」になって自然に戻ることはなくなりますが、焼成前ならいつでも自然に返すことのできる原材料。貴重な資源はムダなく利用することを心がけています。

 作り手について

思索

粘土は岩石が風化して長い年月をかけて堆積したもの。窯で焼く1200℃は地球の内部とほぼ同じ温度。地質の専門家として土や岩石と向き合ってきた私は、陶芸とは「粘土に形を与え岩石に戻す作業」であると感じています。
そして、自然素材の質感が活かされるもの、手仕事の痕跡が魅力的なモノに惹かれて始めた陶器の製作。美しく経年劣化した骨董品などを目にする度に、羨ましくもあり身が引き締まる思いに駆られます。私もそのような一員となれることを願い、日々、作業と研鑽を続けています。

陶歴

今野 忠則
愛知県生まれ・在住
地質調査技師として働く傍ら、陶磁器の原材料である土石と焼成・窯の研究に努め、陶土の採取~製作と自作の直焔窯による焼成を始める。
 
2004~
美術関係のギャラリーで活動を始める。市民ギャラリーや生涯学習センター、福祉施設等の公共施設にてワークショップの企画・運営を行う。
 
2006 めし碗グランプリ(波佐見市)入選
2007 名古屋市民芸術祭美術展 市長賞   
2016 個展(名古屋市)
2017 handmade pottery ipotta  開窯
2018 個展(千歳市)